『山地と人間』

専修大の高岡先生より、専修大学出版局より刊行された『山地と人間』をいただきました。専修大の地理学教室の教員がそれぞれの専門領域から山地のトピックを1章ずつ執筆されています。山地の地形、気候、植生、災害という自然地理学の視点だけでなく、古代・中世の山の暮らし、林野利用、山村の人口、登山、山への移住という過去から現代に至る人文地理学の視点で山地を舞台にした人の行動も一冊にまとめられています。

山地という空間を様々な視点から総合的に捉える、地理学ならではの書であると思い、植生だけでなく、登山を楽しみ、山村の景色にも癒やされるものとして、興味深く読ませていただきました。

竹林景観ネットワーク第31回研究集会のお知らせ(第1報)

竹林景観ネットワーク第31回研究集会のご案内です。

日時:2023年6月17日(土)・18日(日)
場所:広島県立大学サテライトキャンパスひろしま(広島市中区) ほか
プログラム
6月17日(土) 総会・研究発表会・懇親会
6月18日(日) エクスカーション(見学場所は調整中)

現在のところ、対面とオンラインでの参加を併用したハイブリッド開催での実施を予定しております。

入学式

すでに、オリエンテーションは始まっていましたが、今年度の入学式を向かえました。

景観生態学連続セミナー「森林の景観生態(6章1節~5節)」

2023年4月15日(土)13:30~16:30に、日本景観生態学会企画交流委員会による、「景観生態学連続セミナー」が行われます。 教科書(景観生態学)の内容を解説する連続セミナーです。今回は、6章の4人の執筆者の解説がまとめて聞ける拡大版です。
無料のウェビナーです。学生の皆さんも是非ご参加下さい。以下のページから参加申し込みが必要です。

https://jale-japan.org/2023%e5%b9%b44%e6%9c%8815%e6%97%a51330%ef%bd%9e%e6%99%af%e8%a6%b3%e7%94%9f%e6%85%8b%e5%ad%a6%e9%80%a3%e7%b6%9a%e3%82%bb%e3%83%9f%e3%83%8a%e3%83%bc-%e3%80%8c%e6%a3%ae%e6%9e%97%e3%81%ae%e6%99%af/

牧野標本館

東京都立大学での学会2日目です。牧野標本館は、植物学の聖地ではありますが、土日は休館のため、入口の写真です。なお、学会期間中を含む3月28日まで向かいの牧野標本館別館TMUギャラリーで「地理学研究と地図:東京都立大学地理学教室所蔵地図展」が行われていました。面白い地図もたくさん展示されていました。

なお、4月3日(月)からNHK朝ドラ「らんまん」は、牧野富太郎が主人公です。牧野標本館の入口にもポスターが貼られていますが、窓枠が掛ってしまっているのが、ちょっと残念。

日本地理学会2023年春季学術大会

2019年秋の植生学会以来、久々の対面の学会です。地理学会は前回、香川大会から対面に戻っていますが、都合が付かず、今回の東京都立大学での春季学術大会が4年ぶりの参加です。

2020年春の幻の大会は、受け入れ側で準備を整えていましたが、(裏方的には)ギリギリのタイミングで中止となってしまいました。そんなことも思い出しました。

卒業式

午後から文学部の卒業式です。無事、卒業できる皆さん、おめでとうございます。

第70回日本生態学会大会にオンライン参加

先週の金曜日から明日まで、第70回日本生態学会にオンライン参加です。現地がないと、写真も食べものもないので、投稿がつまらなくなります(笑)。以下、発表を聴いて頭を巡った感想です(学の無さがばれてしまう)。

遺伝的多様性がほとんどなく、無性生殖だけで増えてるんじゃないかという植物種というのは日本のタケ以外にもそれなりにあるようで、しかもタケと同じくらい全国に分布を広げているものもあるということ(ヒトによる意図的な運搬はなさそうな種でもです)。どうやって、分布を広げたんだろう?

高校の生物の授業だと進化論と遺伝法則を熱心に教えるあまり、無性生殖は例外的な印象で、進化から取り残されてしまう、あまりうまくない戦略という位置付けのようだけれども(生物IBまでしか受けていない個人的感想です)、実際は、無性生殖の方が適応してしまう植物種ってそれなりにいるのではないのかなと、思えてきました。こちらは、理論的な大きな研究テーマで、取っつきにくそうですが。どんなものでしょう。