カテゴリー別アーカイブ: 研究関連

竹林景観ネットワーク第31回研究集会のお知らせ(第3報)

下記の通り、竹林景観ネットワーク第31回研究集会&エクスカーションを2023年6月17日~18日に広島市とその周辺で対面&オンライン形式で行います。

2023年6月17日(土) 総会・シンポジウム・研究発表会・懇親会(対面&オンライン) 2023年6月18日(日) エクスカーション(対面のみ)

本会は、日本生態学会中国・四国地区会の「地域シンポジウム等補助金」の助成を受けて、開催いたします。

■総会
日時:2023年6月17日(土)13:10~13:30
場所:広島県立大学サテライトキャンパスひろしま、およびZoomを利用したオンライン形式のハイブリッド形式。

■シンポジウム・研究発表会
日時:2023年6月17日(土)13:40~17:30
開催方法・場所:広島県立大学サテライトキャンパスひろしま5階502教室(鯉城会館)、およびZoomを利用したオンライン形式のハイブリッド形式。対面は定員50名
参加費:対面の方は500円

○プログラム
13:40~15:40 第一部 ミニシンポジウム「広島県内の竹林管理の取組と特色あるタケ材利用のあり方」
講演:谷川裕之(山海環)「竹が繋ぐ「里山」と「里海」の循環と再生」    
坂元静馬(竹原・竹の駅)「日本の竹文化と竹の無限の資源の活用」
コーディネーター:荻田信二郎(県立広島大学)
コメント:鈴木重雄(駒澤大)

第二部 研究発表会(一般公演)
15:45~16:15 小林慧人(森林総研関西):タケ開花の広域把握を目指して:新幹線鉄道網活用の探索的研究
16:15~16:45 小林剛・武颯一・藤田涼太・篠原拓一朗・水野理央(香大・農)・鈴木重雄(駒大・文)・福島慶太郎(福大・食農)・小林慧人(森林総研・関西)・和田譲二(緑と水の連絡会議)・久本洋子(東大院・農):世界遺産・石見銀山(島根県大田市)におけるハチク開花林の様相
16:45~17:15 久本洋子(東大院・農):ハチクの一斉開花過程における花成関連遺伝子の発現解析

■懇親会(感染症蔓延状況等によって変更の可能性はあり)
日時:2023年6月17日(土)18:00~20:00
場所:広島酒呑童子(広島市中区) 15名程度まで
参加費:5,000円(*飲み放題で設営の予定です)

■エクスカーション
日時:2023年6月18日(日) 9:00-15:30(予定)
発着場所 : JR広島駅(新幹線口)9:00より受付、参加者全員の確認後に出発
目的地① : 安芸高田市八千代町勝田北原 竹林管理サイト
目的地② : 安芸高田市高宮町原田 竹林管理サイト
*道の駅 北の関宿 安芸高田 にて小休憩(コンビニや物産館はあります)
目的地③ : 広島市植物公園
参加費:3,000円(予定) 定員は21名

【参加・発表申込み】
発表の申し込みの締め切りは2023年6月3日(土)です。懇親会・エクスカーションの申し込みは6月10日(土)です。定員に達し次第、閉めさせていただきます。
研究集会への参加は、前日までにお申し込み下さい。準備でき次第、ZoomのURL等をお送りします。
発表形式は対面での口頭形式とします。各自のパソコンもしくはタブレット端末でPowerPoint、Acrobat等のプレゼンテーションソフト等の画面を共有して、発表を行っていただきます。発表時間は、質疑を含めて20分程度を予定しています。下記URLよりお申し込み下さい。
申し込みフォーム https://docs.google.com/forms/d/1ThbJUnohSNkjMpae7Qhho9XHfPvRvB_ovcbVLr4zCD8/edit

第31回研究集会実行委員(世話人)
県立広島大学生物資源科学部 荻田信二郎
香川大学農学部 小林剛

日本景観生態学会第33回淡路大会エクスカーション

景観生態学会のエクスカーションに参加です。今日もホテルから船で渡りました。


まずは、淡路島の南、鳴門海峡に面した吹上浜の海浜植生を見て回りました。礫浜、砂浜、海食崖と異なる海岸でみられる植生の違いを観察することができました。特に、中央の礫浜は、かつての砂丘から大きく海側に寄った位置に海岸堤防が築かれてしまったために、砂ではなく礫の堆積が顕著でした。かつての砂浜は、島名産のたまねぎ畑になっています。

午後は、島の一番北、明石海峡大橋のたもとにある知る人ぞ知る県立石の寝屋緑地を観察しました。ここの谷津はかつては、湿田として利用されていましたが、今では放棄されてしまい、一人の淡路景観園芸学校の卒業生が刈り払うまでは、ネザサが茂っていたそうです。

久々の学会巡検への参加でしたが、学会っていいですね。

日本景観生態学会第33回淡路大会

「竹林伐採後の植生回復―3地点での継続調査―」というタイトルで、久々に対面の学会で発表をしました。会場は、明石のホテルから高速船に乗って、岩屋港からシャトルバスで向かいます。標高260 mの友が島まで見通せる丘の上にある兵庫県立淡路景観園芸学校/兵庫県立大学淡路緑景観キャンパスという、大変きれいなキャンパスです。

竹林景観ネットワーク第31回研究集会(第2報)

竹林景観ネットワーク第31回研究集会&エクスカーションを2023年6月17日~18日に広島市「サテライトキャンパスひろしま」とその周辺で対面およびZoomを利用したオンライン形式で行います。

1日目:研究集会等 2023年6月17日(土)
場所:サテライトキャンパスひろしま(広島県民文化センター5階502大講義室) 
〒730-0051 広島市中区大手町1丁目5-3
https://www.pu-hiroshima.ac.jp/site/satellite/accessmap.html

■受付13:00~13:30 (予定)
■総会13:30~14:00 (予定)
■シンポジウム・研究発表会14:00~17:30(時間帯は目安です)
対面は定員50名(Zoomは制限を設けておりません)
参加費:対面の方は500円
プログラム:第一部(ミニシンポジウム)と第二部(一般発表)を予定しています。
第一部(ミニシンポジウム) 14:00~15:50
「広島県内の竹林管理の取組と特色ある竹材利用のあり方」(仮)を予定しています。
広島県内で竹林管理や竹材利用に取り組んでおられる 山海環の谷川様、竹原・竹の駅の坂元様を講師にお招きしてお話頂きます。

第二部(一般発表)
16:00~17:30 1件あたり20分程度で数件を予定しています。

■懇親会(感染症蔓延状況等によって変更の可能性はあり)
日時:2023年6月17日(土) 18:00~20:00
場所:未定(広島の地酒や食事を楽しめる店を検討中) 15名程度まで
参加費:5,000円(*飲み放題で設営の予定です)

■エクスカーション
日時:2023年6月18日(日) 9:00-15:30(予定)
発着場所 : JR広島駅(新幹線口)9:00より受付、参加者全員の確認後に出発
目的地① : 安芸高田市八千代町勝田北原 竹林管理サイト
目的地② : 安芸高田市高宮町原田 竹林管理サイト
*道の駅 北の関宿 安芸高田 にて小休憩(コンビニや物産館はあります)
目的地③ : 広島市植物公園
参加費:3,000円(予定) 定員は21名

【参加・発表申込み】
発表の申し込みは、注意事項を確認の上、以下の申し込みフォームで回答ください。https://forms.gle/7XR2o725p9YM9uSv9

*注意事項*
回答は期間中修正可能です。発表申し込みは2023年6月3日(土)までに、懇親会・エクスカーションの申し込みは6月10日(土)までにお願いいたします。定員に達し次第、閉めさせていただきます。
研究集会への参加は、前日までにお申し込み下さい。準備でき次第、ZoomのURL等をお送りします。
発表形式は対面での口頭形式とします。各自のパソコンもしくはタブレット端末でPowerPoint、Acrobat等のプレゼンテーションソフト等の画面を共有して、発表を行っていただきます。発表時間は、質疑を含めて20分程度を予定しています。

研究集会およびエクスカーションに関するお問い合わせ先
竹林景観ネットワーク第31回研究集会実行委員(世話人)
県立広島大学生物資源科学部 荻田信二郎
ogita(アットマーク)pu-hiroshima.ac.jp

マダケ伐採試験地継続調査

大学院生を連れて、マダケ伐採試験地の10年目の調査に行ってきました。放棄マダケ林だった場所を10年管理し続けた結果、エノキなどが10 m程の樹高に達しました。それでもまだマダケは生えてきます。もう少し樹高が高くなれば、マダケが他の樹木を被陰することもなくなるので、しばらく継続的な管理は必要そうです。代わりに、アズマネザサが大きくなってきたので、こちらの対策も必要になるかもしれません。

昨年までの結果の一部は、5月27日の日本景観生態学会で発表させていただきます。

竹林景観ネットワーク第31回研究集会のお知らせ(第1報)

竹林景観ネットワーク第31回研究集会のご案内です。

日時:2023年6月17日(土)・18日(日)
場所:広島県立大学サテライトキャンパスひろしま(広島市中区) ほか
プログラム
6月17日(土) 総会・研究発表会・懇親会
6月18日(日) エクスカーション(見学場所は調整中)

現在のところ、対面とオンラインでの参加を併用したハイブリッド開催での実施を予定しております。

日本地理学会2023年春季学術大会

2019年秋の植生学会以来、久々の対面の学会です。地理学会は前回、香川大会から対面に戻っていますが、都合が付かず、今回の東京都立大学での春季学術大会が4年ぶりの参加です。

2020年春の幻の大会は、受け入れ側で準備を整えていましたが、(裏方的には)ギリギリのタイミングで中止となってしまいました。そんなことも思い出しました。

第70回日本生態学会大会にオンライン参加

先週の金曜日から明日まで、第70回日本生態学会にオンライン参加です。現地がないと、写真も食べものもないので、投稿がつまらなくなります(笑)。以下、発表を聴いて頭を巡った感想です(学の無さがばれてしまう)。

遺伝的多様性がほとんどなく、無性生殖だけで増えてるんじゃないかという植物種というのは日本のタケ以外にもそれなりにあるようで、しかもタケと同じくらい全国に分布を広げているものもあるということ(ヒトによる意図的な運搬はなさそうな種でもです)。どうやって、分布を広げたんだろう?

高校の生物の授業だと進化論と遺伝法則を熱心に教えるあまり、無性生殖は例外的な印象で、進化から取り残されてしまう、あまりうまくない戦略という位置付けのようだけれども(生物IBまでしか受けていない個人的感想です)、実際は、無性生殖の方が適応してしまう植物種ってそれなりにいるのではないのかなと、思えてきました。こちらは、理論的な大きな研究テーマで、取っつきにくそうですが。どんなものでしょう。