月別アーカイブ: 2015年12月

竹林景観ネットワーク第17回研究集会2日目

竹林景観ネットワーク第17回研究集会を終えて、家路についています。ただ今、関ヶ原付近を走行中です。

2日目の今日は、現地見学会で高知県須崎市の山岸竹材店を訪れました。とってもエネルギッシュな社長の四代目竹虎の山岸社長の案内で、トラフチクの生産林から工場まで見学させていただきました。江戸時代から続く、地域の文化としての竹材生産を守っている強い力を感じました。

原料竹の生産者、工場で働く職人、それをとりまとめ、販売を行う社長という分業が一つの海に面した小流域で繰り広げられている興味深い地域でした。ここを研究したら面白いよと素直に感じました。

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竹林景観ネットワーク第17回研究集会1日目

高知市の高知県立牧野植物園で第17回研究集会を行っています。午前中は、研究員の前田さんに園内の案内をして頂きました。普段は入れない標本庫の中まで、見せていただきました。牧野富太郎博士のミヤコザサの標本も拝見できました。

温室には、デンドロカラムスも植栽されていて、その大きさに驚かされました。

午後は、映像ホールで研究発表会。口頭6件、ポスター2件の発表をいただきました。発表後の質疑・コメントも毎度の事ながら充実しています。
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打ち合わせのち高知へ移動

午前中に妻沼のパンフレットづくりに向けて業者と打ち合わせをして、午後から竹林景観ネットワーク第17回研究集会を行う高知に向けて出発しました。

現在、のぞみで三河安城を通過したところ、高知には22時頃到着する見込みです。

妻沼の調査

今年最後の妻沼調査を2年生としてきました。10月の調査時よりもさらに水量が減って、泳いでいるのが見えていた魚も今回は全く見られませんでした。冬の不活発な時期になってきたのでしょう。

水質等の調査の前後で、地図を作る中でよく見ておきたかった暗渠水路の位置、古い堤防の位置、水塚の位置などを調べて、予定の内容を終えました。
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忘年会シーズン

学部の若手での忘年会でした。

アルコールは飲めないので、飲み会の機会は少ないのですが、この時期だけは別です。そして、こういう場の雰囲気は好きなので、喜んで参加です。

明日は、測量の授業の学生に誘われて、忘年会です。珍しい事に連チャンです。
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第17回研究集会のお知らせ~プログラム決定

私の関わっている竹林景観ネットワークの研究集会のプログラムが決定しました。研究発表会への参加は当日まで受付ておりますので、まだまだ間に合います。

下記の通り、竹林景観ネットワーク第17回研究集会を12月26日・27日に行います。発表プログラムが決まりました。
なお、研究発表会への参加申込は、引き続き受け付けております。

12月26日(土) 植物園見学会・研究発表会・懇親会
12月27日(日) 現地見学会

■研究発表会

日時:2015年12月26日(土)13:00~16:00
場所:高知県立牧野植物園 牧野富太郎記念館 本館 映像ホール
   (高知県高知市五台山4200-6)
   JR高知駅南口よりMY遊バスで27分、牧野植物園正門前で下車すぐ。(JR高知駅発 9:00、10:00、11:00、11:40、12:40ほか)
参加費:竹林景観ネットワーク会員 620円(植物園入園料を含む)
    一般 1,120円(植物園入園料を含む)
    学生・院生または25才未満の 620円(植物園入園料を含む)

【プログラム】
13:00~13:25 ○永野美穂・井上昭夫(熊本県立大学環境共生学部):集約的に管理されたモウソウチク林における遮断蒸発
13:25~13:50 大谷悠巴(京都大学大学院農学研究科):モウソウチクにおける炭素固定能力の分析と評価
13:50~14:15 大宮 徹(富山県農林水産総合技術センター森林研究所)里山竹林の伐採後の刈払いについて
14:15~14:20 ポスターセッションの紹介
 P1 小林彗人(同志社大学理工学部):マダケの構造部分に見られる規則性の解明
 P2 大西千里(兵庫県立大環境人間学部):竹林地下部の炭素動態 -イングロースコア法を用いたタケの根の生長・枯死量の解明-
14:20~14:40 休憩・ポスターセッション
14:40~15:05 ○久本洋子(東京大学千葉演習林)・江上 浩(住化グリーン株式会社)・鈴木重雄(立正大学地球環境科学部):放置マダケ林における事前の稈全伐と塩素酸ナトリウム粒剤・クロレートS全面土壌散布後の植生回復
15:05~15:30 鳥居厚志(森林総合研究所関西支所):拡大竹林の駆除と植生誘導技術開発に向けて
15:30~15:55 ○飯田義彦(国連大学OUIK)・笹原千佳・大谷悠巴・東口 涼(京都大学)・曽和治好(京都造形芸術大学)・柴田昌三(京都大学):京都府宮津市における竹林活用政策の展開過程
15:55~16:00 現地見学会の案内

【ご注意】
植物園内には、レストラン(園のホームページでメニューも確認できます)がございますが、それ以外の弁当等の販売はございません。ご注意下さい。

■植物園見学会

研究発表会に参加される方には、植物園の研究員の方に園内の解説をしていただきます。国内屈指の規模と伝統のある植物園の見学ができます。

日時:2015年12月26日(土)10:00~12:00
場所:高知県立牧野植物園
   (高知県高知市五台山4200-6)
参加費:研究発表会参加者は無料

■懇親会

研究発表会・総会終了後に、高知市内の飲食店で参加者の親睦を図る懇親会を予定しております。

日時:2015年12月26日(土)18:00~
場所:一本釣り(高知市帯屋町)
参加費:学生や演者を考慮した傾斜集金を予定

■現地見学会

トラブタケの産地である須崎市の竹材生産地を見学します。

集合場所・時間:JR高知駅前 8時頃
        JR須崎駅前 9時頃
解散場所・時間:JR須崎駅前 14時頃を予定
参加費:一般 3,000円
    学生・院生または25才未満の方 2,000円

■申し込み方法

下記の申し込みフォームを用いて、鈴木(立正大学)までメールをお送り下さい。

<申込フォーム>
氏名:
所属:
  (会員 / 非会員 / 学生・院生以下)
研究発表会: 参加 / 不参加
植物園見学会: 参加 / 不参加
懇親会: 参加 / 不参加
申込先
E-mail:suzusige_1980(アット)yahoo.co.jp

◆お問い合わせ
〒360-0194 埼玉県熊谷市万吉1700 立正大学地球環境科学部 鈴木重雄
suzusige_1980(アット)yahoo.co.jp

妻沼の自然環境地図づくり

今年度、地域連携研究で学生と進めている熊谷市妻沼の自然環境の地図作りを進めました。自分の中でも地域の整理が付いてきた所です。これまでそれほど強く認識していなかったのですが、用水路網を整理して、池沼の位置を確認して、改めて荒川扇状地の末端であると感じました。それにしても、知れば知るほど面白い地域です。

大多喜町で調査

千葉県大多喜町H集落で、相観植生図作りの現地調査です。
空中写真で区分した下図を手に、現地で実際を確認していきます。範囲をくまなく歩くのが理想なのですが、この地域は山の中は道がない・・・しかも、少しでも山道に入るともれなくヤマビルが付いてくる。さらには、狩猟期間中はハンターがたくさん入っている(今日も遠くで銃声がしたし・・・)。ということで、車が入れない道に入るのは避けたい状況です。
幸いこの時期は落葉樹と常緑樹の区別が付けやすいので、深入りせずに、見えない所は、確認できた所の空中写真の様子から類推して確定していくということを、これから研究室で行います。完成までもう少し時間がかかりそうです。
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