昨日から竹林景観ネットワーク第31回研究集会を広島市周辺で行っております。
昨日(6月17日(土))は、 広島県立大学サテライトキャンパスひろしまで、ミニシンポジウム「 広島県内の竹林管理の取組と特色あるタケ材利用のあり方」 と研究発表を行いました。安芸高田と竹原にある二つの「竹の駅」の活動を紹介いただきました。私は、コメンテーターを仰せつかり、2つの活動の良いところをつなぎ合わせました。
今日は、エクスカーションとして、安芸高田市内の竹林整備地等を、回りました。
最初は、土師ダムのすぐ近くにある勝田里山保全会の保全林の見学です。タケノコ生産林に近い密度管理を目指しており、かつ牡蠣筏用の用材生産を目指すため、先止めも行っていない太いモウソウチク林は珍しいのかもしれません。
続いて、美土里堆肥センターの竹チップも利用した堆肥の製造工場の見学をしました。自ら竹を伐るメンバーを組織して、竹チップを継続的に入手して、竹入りであることを前面に押し出した堆肥の製造販売を進めています。
最後は、前日のミニシンポジウムでもお話しいただいた谷川氏の活動拠点を訪問し、炭窯と無煙炭化器を見させてもらいました。牡蠣筏として使用した後の竹材の炭化にも挑戦されているということで、山と海をつなぐ、壮大なプロジェクトの成功を期待するところです、